ケニアスタートアップ日記

ケニアのスタートアップで企業参謀。米ブラウン大→三菱商事→ケニア。

242-243週目:自然体で仕事をする

仕事は緊張感を伴うもので、出来る限りの準備をして臨みたいと思っている。 可能性を考えつくして、万全の備えをしてなお、想定外のことは起きる。 自分の実力相応の仕事をしていれば、不安はないかもしれないが、コンフォートゾーンから抜け出すことは出来…

ソーシャルベンチャーにおけるフェアネスの議論

ソーシャルベンチャーにおける財務も、基本的には普通のスタートアップとは変わらない。 出資者である株主がいて、事業を経営するマネジメントがいて、日々のオペレーションを回すチームがいて、サービスを受けるお客様(ソーシャルベンチャーであれば往々に…

241週目:ロンドン出張

先週末からロンドンに出張していた。 前回ヨーロッパに来たのはコロナで国境が封鎖される直前だったのを思うと、空港でも一切コロナ関係のチェックがなく、街中に出れば誰もマスクをしていないロンドンは、かえって異様な印象だった。 投資家面談に加えて今…

235-340週目

4月は全社がかりの大きなイベントの企画をしたり、事業戦略周りの仕事をしたりしている間に、飛び去って行った。 ベンチャーではジェネラリスト的な仕事を求められることが多い。 自分にとってはファイナンスは専門領域というよりは物の見方であり、考え方と…

231-234週目:チームが変わるとき、会社が変わるとき

多忙をブログ更新をサボる理由にしてはいけないと思いつつも、しっかりサボってしまった。。。 チームのオフサイトや新しい案件の立ち上げ、既存案件のボトルネック解消など、挙げればきりがない。 何より、チーム単位でまとまった優先順位のアップデートを…

参謀の道のり:Strategist, Trusted Advisor, Partner

Komazaに来てから、5年弱、起業家だけを上司にして仕事をしてきた。 来たばかりの頃は、無名の日本企業出身というハンディキャップを埋めるために、必死になって自分の能力を証明しようとしていた。 そこから案件を積み重ねて、徐々に関係性が成熟してきたの…

バトンを渡す

色々な人にバトンを渡されて、ここまでやってきた。 生まれながらに渡されたバトンもあれば、人生の道すがら渡されたバトンもある。 とても抱えきれない重さのバトンもあれば、持っているだけでどこへでも行ける気がするバトンもある。 さりげなく手渡された…

不可能に挑む

挑戦するとは、どういうことなのだろうか、と考えることがある。 自分の限界を超えるという意味だったり、失敗するかもしれない恐怖を振り切るという意味だったり、使う人によって意外と定義が違う言葉のような気がする。 自分のブログを読み返してみても、…

229-230週目:ベンチャーの日常業務における成功と失敗という幻想

ベンチャーの日常業務における成功と失敗の不確実性について考えていた。 ベンチャーの事業としての成功は、産業や社会へのインパクトだったり、プロダクトの普及だったり、教科書的には利益と株主への価値観減だったりと、大枠として既に議論されていて、ス…

フライデーナイト理論

社会人になりたてで「自分はああなりたい、こんな仕事ができるようになりたい」などと仲間と血気盛んに議論していたころのこと。 研究、ボランティア、インターン、学生のうちは色々なことに関心を持つ人たちが、どうして社会に出て年月がたつと、あんなに熱…

228週目:パロアルト出張②

今週はいくつか重要な仕事をしていた。 コロナですっかりオンラインベースの仕事に慣れてしまっていたが、改めて対面でのコミュニケーションの重要性を認識する。 アジェンダを組み、論考を加え、情報共有・オープンな議論・意思決定の区別をつけて、オンラ…

227週目:パロアルト出張

2年ぶりの海外出張にやってきている。 サンフランシスコ空港はガラガラだし、数年前まではいつも満室だったホテルもディスカウント料金で泊まれている。 ホテルの一室で黙々とアジェンダのWordとPPTを書いている。日本を離れると、気持ちのスイッチも自然と…

225-226週目:戦線復帰

一足遅れの休暇を切り上げて、仕事に戻ってきた。 一年前は、必死になってチームの構想をまとめたり、プロジェクトの原本となるドキュメントを書いて、メンバーをオンボードしていた。 今年は打って変わって、メンバー各人がそれぞれ考えてきた計画をピッチ…

2021年「飛躍と準備の年」から2022年「而立の年」へ

2021年「飛躍と準備の年」の振り返り 2021年は、人生で一番と言っていいくらい忙しい1年になりました。 仕事の幅と自由度が増え、チームが大きくなり、課題は複雑になり、という状況で、チームメンバーの猛烈な成長に負けないように自分をストレッチした一年…

何のために働くのか

30代に突入して、周囲の友人たちが世に言うところの「落ち着き」を持ってきた。 寝食を忘れて馬車馬のように働くことが求められたフェーズが終わり、下積みを活かして慣れないながらもマネジメントとして責任を担うようになる。家族ができたり、趣味に向ける…

224週目:考えてみること

生まれてから今に至るまで最大の勇気をふりしぼってメールに「休暇中」の自動返信を設定して2週間目。 去年の振り返りと今年の目標設定という初歩的なタスクが全く手につかないままでいる。 帰国中は予定を詰め込むのが鉄則だが、今回は別。 頭がまったく雑…

223週目:金沢

" data-en-clipboard="true">新年にようやく公私ともに用事が片付いたので、思い切って旅行に出かけた。 " data-en-clipboard="true">行き当たりばったりの旅は、学生時代のバックパック旅行から好きで、コロナ禍でできなかったことの一つ。 " data-en-clipb…

222週目:新年第一週目

年末年始、いつもなら一年の振り返りをして、新年の目標設定をする。 今年はまだ年末からいっぱいいっぱいになってしまっている。 仕事の面でも野心的に取り組んだし、コロナ禍で外部との接点が減る分フェローシップなど複数同時進行で参加した。 クリスマス…

217-221週目:年末のラストスパート

忙しく、心の余裕も全くない1か月だった。 年末に向けてタイムラインを引いていた案件と最後まで格闘していたら、クリスマスになっていた。 細かくは書かないが、また面白い発表ができそうである。 12月に入って、日本政府が海外からの帰国者の航空券予約を…

216週目:「幸せか?」という問いについて

週末体調を崩していたので、今週は印象に残ったことだけ手短に。 余裕ぶって見えるらしいが、無理を重ねて心身共にギリギリなので、残りの1か月は気を付けて回したい。 一年余り続けてきたプロジェクトの発表があった。プロジェクトをリードする担当マネージ…

215週目:Acumen Fellowの最終セッション

今週も連日電話会議と仕事に没頭しつつ、週後半はAcumen FellowのIn-Personセッションのため、ナイロビ郊外で、週の半分を過ごす。 社会起業家やスタートアップの経営メンバーで、大半には子どもや家族がいるなか、セッションが実現できたこと自体が奇跡的で…

213-214週目:Operationalizing the True North

何かとイベントが多い2週間で、平日も週末もフル稼働していたら、あっという間に時間が経ってしまった。 砥礪切磋というブログを書いた直後にまさに絶体絶命の局面がやってきて、必死に耐え凌ぐ。 スタートアップの面白さが意思決定の自由さにある反面、状況…

212週目:砥礪切磋

想像通り、とんでもなく慌ただしく、忙しい。 作業は優秀なマネージャーの大活躍で何とかなっているが、複雑に絡み合った論点を整理して、時間内に決着をつけて行かねばならないので、気持ちが休まらない。 作業に心を奪われれては、大局観を失ってしまうし…

211週目:A Team of Teams to Build World's First & Best Practice

年末やCOPに向けて、様々な案件が同時進行している。 画竜点睛というやつであり、既に仕上がりつつある案件を、もう一度離れて眺めて、あるべき姿、直感的に美しいと思う形に方向付けしていくタイミング。 もちろん、人と人がぶつかり合う現場なので、理想あ…

209-210週目:

209週目: Komazaで仕事を始めて、一番忙しかった一週間。 長時間デスクに向かうという意味ではなく、3か月から3年間程度かけて仕込んでいた案件が軒並みブレークスルーを迎えて、各チームから飛び込むニュースに喜びながらも、どうやってすべてをOn-trackで…

Acumen Fellowship振り返り

Acumen Fellowshipは、とても良いプログラムだった。 ケニアの僻地のスタートアップで仕事をしていて、他国や他領域の起業家・事業との接点を増やしたいと思ってアプライしたのがきっかけ。 アフリカフェロー唯一の日本人・アジア人で、想像力の限界をストレ…

自信にまつわるパラドクス

総合商社出身の親しい友人から、キャリアについてアドバイスを求められた。 優秀な人がたくさんいる部署で成果を上げ、社内でも評価をされたうえで、ベンチャーに飛び込むのだが、投資銀行やコンサルのように「わかりやすい」トレーニングを受けていないので…

208週目:

公私ともに、ぎっしり詰まっている一週間。 仕事は淡々と前に進めつつあるが、想定外のハプニングも起きる。 ここから3週間で年内の仕事のタイムラインと成果が決まるので、そこに向けてガンガンボールをゴールに向けて蹴っていく。 長い期間練ってきた構想…

「自省録」批判:理性・文明・自己啓発の非力さについて

「自省録」が示す理性の痛み ストア派の哲学者が、理性によって自らを導き、人生の苦境や世間の浅薄に感情を揺さぶられることなく、魂を解放しようとしていた基本姿勢に、学生時代の僕は感銘を受けた。 同時に社会に出て仕事を通じて様々な人と出会うにつれ…

207週目:初心

ベタなのだけれど、Facebookで4年前の出来事と称して、三菱商事を退職した日の写真が出てきて、妙に感傷的になっている。 去年はシリーズBの達成感と脱力感で気にならなかったのかもしれないが、今年の自分にとってはズシリと響くものがあった。 このところ…