ケニアスタートアップ日記

ケニアのスタートアップで企業参謀。米ブラウン大→三菱商事→ケニア。

142-143週目:新興国xソーシャルベンチャーの仕事で大切にしている3箇条

この2週間、冗談抜きで人生で最も大変な2週間だったのだけれど、不思議と心が軽い。 前回のブログでも書いた通り、この困難こそが僕が待ち望んできた試練だからだと思う。 試練を乗り越えた結果として、事業が次のフェーズに行ったり、不可能と言われたこと…

140-141週目:なぜこの仕事をしているのか

数年かけて取り組んできた仕事がようやく日の目を見ようとしている。 最後の勝負というと大げさかもしれないけれど、ぎりぎりのところで踏ん張る生活がこの2-3週間で続いている。 前回こういう感じになったのは、卒論の追い込みの時ぐらいで、その時のブロ…

140週目:Global Landscape Forum(GLF)登壇

今週は、LandscapeやConservation周りの国際カンファレンスGlobal Landscape Forumが開催された。 もともとはBonnで行われるはずだったのが、COVID19の影響もあって、全セッションがデジタル開催。 Climate Policy Initiativeのパネルで、農家とファイナンス…

続山月記

高校生の時に読んで特に印象深かった文学作品に、教科書にも乗っている中島敦の「山月記」があります。 成績優秀で将来を嘱望されたこともある主人公が、自己に執着するあまり、最後は虎になってしまうという物語です。 自分という存在に悩む多感な時期に読…

137-139週目:

自宅勤務をしていると、生活がすべて内面で完結してしまうので、本当にブログに書くことがない(言い訳) 毎週末、一応パソコンに向かって、何を書こうか考えるのだけれど、やっぱり思いつかない(言い訳) そうこうしていると、仕事のことを思い出して、つ…

136週目:ディールモーメンタムの身体的理解

ディールモーメンタムは、スタートアップにおいては大切な概念だ。 社内プロジェクトを多少の困難に負けずに推進しきるためには、完璧さよりも8020でやり切るモーメンタムが必須だし、ファンドレイズはじめとする対外営業ではスタートアップならではのハプニ…

135週目:2020年読んで良かった本(第一四半期編)

GWで読むオススメの本を紹介してほしいと質問箱に何件もリクエストを頂いたので、今年に入って読んだ本でとくに面白かった本を紹介します! ※本棚の写真はイメージ(願望)です。。。Photo by Alfons Morales on Unsplash 1. 「高橋是清自伝」 日本人初の…

133-134週目:巣ごもり対応@ナイロビ

巣ごもり生活も一か月が経とうとしている。 この週末にちょうど政府チャーター便があったのだけれど、チームの仕事と時差、そしてケニアに戻れる可能性を色々考慮して、ケニアに残ることにした。 JICAや日本企業駐在員の方などは、仕事そのものがストップし…

COVID19後のインパクト投資:アフリカベンチャーから見た世界

COVID-19の流行で世界が活動を急停止してから、1か月半が経った。3月中旬のようなパニックはないものの、完全な収束までは2年かかるとのIMFの発表もあり、長期的に経済のあり方が一変することは間違いない。アフリカのスタートアップも社会の混乱で直撃を受…

132週目:イースター

WFHも長くなってきて、本格的にブログに書けるネタがなくなってきた。 淡々と仕事をする。ペースを守って、運動をし料理をし気分転換をし続ける。 先週の日曜日に、ナイロビや沿岸州など感染が確認されている地域が大統領令によって封鎖。 ナイロビは発表の4…

「風立ちぬ」と堀越二郎「零戦」

海外在住者の特権であるNetflixジブリに待望の「風立ちぬ」が登場して、感銘を受けて衝動買いしてしまった一冊。 映画を見たのは大学卒業まじかで、ファイナンスやら戦略やら、外交やら、社会の先端を行く技術に大いなる期待を膨らませて、それを自分の将来…

131週目:COVID19検査に呼び出される

今週は、ホテル軟禁が終わってナイロビでの生活を本格始動させた。 同居人はアフリカのスタートアップやらPEファンドやら、Kilifiでは他社のプロフェッショナルと日常接点が薄かったこともあって、刺激的。 ただでさえ、Work from Homeでぐったりしていると…

129-130週目:Covid 19 Crisis

ケニアに帰国してからあっという間にコロナが世界を席巻し、株式市場は歴史的大暴落を迎えた。 財務責任者としての自分の仕事は、危機への対応が半分、そして危機への準備がもう半分なので、これまで積み上げてきた仕組を発動させながら、同時に事業への影響…

127-128週目:欧州出張

約1週間半の欧州出張。これまで詰めてきた内容の確認と、「最後の一撃」のために再度ヨーロッパへ。今回はロンドンとパリ。侃侃諤諤に議論を戦わせていたこれまでの出張とは違い、あるべきものをあるべきところに収めていく感覚があり、仕事が終盤に差し掛か…

126週目:Sankalp Africa

今週は相変わらず事務仕事に忙殺される。 DD対応はようやく佳境を超えた気がするものの、投資家同士の調整にひどく神経を使う。 忙しいのは順調な証拠として、色々と気をもみながらも、根本的な不安からは徐々に開放されている。 週内のハイライトは、年一回…

125週目:

先週の越境DDツアーでたまりにたまった仕事を淡々とかたずける。 Good NewsとBad Surpriseがかなりの強度で両方来ており、若干燃え尽きた。 金曜日は激務に連日耐えながら、新しいチャレンジを毎日のように戦っているチームとのディナー。 土曜日はなんとか…

参謀の仕事

大学時代から「人のために仕事をしたい」と言っていて、戦略コンサルに行った友人と話をしたら、「Trusted Advisorになるために経営者の下で働く意味はあるのか?」というテーマで議論になった。 その時はうまく言葉にできなかったのだけれど、スタートアッ…

Komaza 124週目:ケニア・タンザニアDD旅行

今週は投資家の現地DDで一週間キリフィから飛行機をチャーターして、タンザニア、中央ケニアと毎日移動と実査。 現場では役員はもとよりマネージャーからフィールドオフィサー全員が自分の仕事についてガンガン意見を出していて、何度行っても勉強になる。 …

Komaza 123週目:ケニア復帰1週目

今週は月曜日から水曜日までナイロビで仕事をして、木曜日にKilifの自宅に帰ってきた。 2か月ぶりのケニアは夏真っ盛り。めちゃくちゃ熱いし、クーラーないし、先進国で甘やかされた2か月から戻ってくるのはなかなかしんどい。 考えてみれば、2017年にこちら…

Komaza 121-122週目:パロアルト→ロンドン→ハーグ→パリ→ロンドン→ケニア

タイトルの通り、Always on the Roadな2週間だったので、まとめてご報告です。 体力的にも精神的にも追い込まれたけれど、内容ぎっしりで当初のミッションもほぼ達成したので、まあよし。 121週目: この週は、水曜日まで引き続きパロアルト。木曜日からはロ…

Komaza 120週目:パロアルト出張2週目

先週に引き続き、パロアルト。 来週のヨーロッパ出張との間に一度ケニアに戻る必要があったのだけれど、その予定がキャンセルされることになり、2度目の週末を迎えている。 当地は月曜日がキング牧師誕生日という祝日で、スタンフォードまわりの人たちも旅行…

Komaza 119週目:パロアルト出張

新年度の実働1週目。 欧米出張が入る予定で日本で待機していたところ、いきなり2日後に面談が決まり、その日のフライトに飛び乗って、カリフォルニアに来ている。 まだ対面する投資家が戻ってきていないようなので、まだクレージーではないけれど、年初の1週…

新興国でリープフロッグを実現させるものは何か?

正月休みに「新興国でリープフロッグを実現させるものは何か?」という議論をしていて、初歩的ながら実は考えたことなかったと思うので、書いてみたい。 日本やアメリカから「社会起業」やら「ソーシャル・イノベーション」やら「スタートアップ」のお勉強を…

Komaza 118週目:2020年仕事始め

今週はまだオフィスも投資家もオープンしていないので、落ち着いて仕事始めをする。 去年の積み残しや途中で終わってしまった会話をまとめて、淡々とメールを送っていく。 嵐の前の静けさという感じで、ここぞとばかりに抽象的な大仕掛けを考えることに注力…

屈原「漁夫の辞」

中国最古の選集である文選に採録されたこの短編は、楚の王族であった屈原が讒言により追放された実話に題をとっている。 初めてこの作品に触れた高校生の時は、さらっと読み流してしまったのだけど、正月休みにふとこの作品を目にして以来、頭から離れない。…

2020年は「実行の年(続)」

1年前の振り返りで2019年は「実行の年」だと定義して、社内で積み上げた実績をテコに思い切った仕事を積み上げることを目標に掲げた。 新興国のベンチャーという有象無象の世界に飛び込むということは、本当にチャレンジングなタイミングでいかに創業者のビ…

「アルキメデスの大戦」について

「アルキメデスの大戦」という映画を日本に帰る機内で見た。 第二次世界大戦の端緒が開かれる10年近く前の、戦艦建造をめぐる陰謀との戦い、そしてなお戦争へ向かっていく日本に、このフィクションの主人公である天才数学者が挑む、という内容。 巨艦巨砲主…

Komaza 115-116週目:仕事納め

115週:ケニア仕事納め クリスマスを前にして、ケニアのオペレーションはこれでひと段落。 年末のパーティーも盛大に行われる中、年内にクローズしなければならない案件の最終調整をしつつ、年末最終週にきっちり進行中の交渉をまとめられるようにアポを取り…

Komaza 111-114週目:激動の4週間

前回の投稿から、4週間も空いてしまった。 めんどくさかったわけではなく、余裕がありませんでした、毎週読んでもらっていた方すみません。 4週間前に、「これはヤバい!」という状況から無事年末年始の心配をしなくていいところまで、一気呵成に仕上げるプ…

Komaza 109・110週目:

黙々と作業して、大きなヤマを二三超えたら、気づいたらあっという間に2週間が経ってしまった。 先週は留学時代からの友人で三菱商事の後輩がわざわざキリフィまでやってきてくれた。 昔から開発に興味がある彼は大学院に進んでいて、これからが楽しみになる…