ケニアスタートアップ日記

ケニアのスタートアップで企業参謀。米ブラウン大→三菱商事→ケニア。

246-248週目:ありのままで挑む

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専門性に関わる仕事をするからには、自分の領域できちんと準備をして、重要な局面に臨みたい。

自分の知識を広め、深めて、多様な状況に最適な助言ができる存在でありたい。

一方で、専門家としてのみ仕事をしたければプロフェッショナルファームにいるべきで、清濁併せ呑んで不確実性に突っ込んでいくベンチャーにいるからには、専門性は武器の一つでしかない。


難しい局面を乗り切るのは、知識や経験というわかりやすい武器ではなく、しばしば人格そのものになる。

プレゼンも、予備知識も、計画もないとき、いかに立居振舞うのか。

トレードオフを突き付けられ、暗闇の中で不確実な意思決定を下し続けるときに、何を考え、何を伝え、何を表現するのか。

専門性は助けにはなっても、答えそのものを教えてくれはしない。


特定の状況のなかにいないと見えない現実があり、外から見ないと分からない可能性がある。自分が見なければいけないのは、どちらなのか。それが分かれば、変に応じて誤ることなく、真に迫って揺るぐこともないだろう。

本当に難しい局面で、準備をするのは自信を高めるためでしかなく、一種のプラセボなのかもしれない。


人のリーダーシップが最も強く顕れるのは、状況が切迫して自己の中核が剥き出しになるときだと思う。

剥き出しのリーダーシップを発揮するには、剥き出しの自分である必要がある。

その時本、人は最もリーダーとして適格であり不適格であるという矛盾した状態にある。

不完全な自分でありのままに、思うがままに状況に対処するのは勇気と覚悟がいる。

頭で考えるより速いスピードで、心の声を聞き、自分の限界を受け入れつつも、可能性と向き合わねばならない。

自分の限界と可能性を信じ、チームを信じ、結果を信じることができるか。大きな問いがあるような気がしている。