気候変動スタートアップ日記

ケニアのスタートアップで企業参謀をしていましたが、気候変動スタートアップを創業するためスタンフォードにいます。米ブラウン大→三菱商事→ケニア。

235-240週目

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4月は全社がかりの大きなイベントの企画をしたり、事業戦略周りの仕事をしたりしている間に、飛び去って行った。

ベンチャーではジェネラリスト的な仕事を求められることが多い。

自分にとってはファイナンスは専門領域というよりは物の見方であり、考え方と言ったほうが正しく、ファイナンスをよりどころとしつつも、実務上必要な知識を付け加えることで、戦略だったり、オペレーションだったり、人事だったり、様々な領域に思考を飛ばすことができるようになってきた気がする(ベンチャーにいる限り、学ぶべきことは無限にある。。。)。

フロンティア領域で案件を指揮して試行錯誤するなかで専門性が高まると同時に、誰もやったことがないからこそ降りかかる予測不能な数多な障害を乗り越えるジェネラリスト的なスキルセットが求められる。

ベンチャーの醍醐味だと思う。

 

通常のプロジェクトに追加する形で、3本のまとまった構想・企画を通し、一つの大きなイベントを実行した。

チームがぐんぐんリーダーシップを発揮していくなかで、「自分にしかできない仕事」はどんどん減っていく。

それでも、自分にしかできない価値は何かを問い続けて、面白い仕事ができたのではないかと思う。

チームも成熟してくる中で、「で、僕はなにやったらいいの?」と恥ずかしげもなく聞いて、役割分担できたのもよかった。

ロジ調整のような細かい作業も久しぶりにしたが、こういう作業こそ、事業の全体観と会社内でのネットワーク、経験に基づく創意工夫が思いがけない成果を生んだりした。

苦しい思いをした一か月だったが、最終的に何とか形になったと信じている。