ケニアスタートアップ日記

ケニアのスタートアップで企業参謀。米ブラウン大→三菱商事→ケニア。

「NHKプロフェッショナル」から見える5つの行動原則

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NHKの「プロフェッショナル」が好きで、夏から冬にかけて全作品を観返した。

仕事が大変な時に勇気をもらうこともあれば、悩んでいた課題のヒントをもらうこともあった。

料理人から経営者まで様々な人々が登場し、全然違う仕事をしているにもかかわらず、本数観れば観るほど、共通するメッセージのようなものがある気がしている。

200作品あまりを観て感じた、プロフェッショナルの行動原則を書きだしてみたい。

 

  1. ゴールに忠実である:サービスでも商品でも、職業的行為は自分以外の誰かに対して価値を生むことを前提としている。したがって、クライアントであれ、消費者であれ、最終的なゴールとなる相手・対象にとことん向き合うのが、基本姿勢となる。また、個人の成長という観点からは、今の自分と目指す理想の距離感を常に自分に問うている。実績も出て周囲からちやほやされるようになってなお、彼らの眼中には自分の設定したゴールと自分との距離しかない。理想と現実のギャップから目をそらさない。
  2. 苦悩して、失敗して、それでも決める:ドラマ的な演出も多少はあるのかもしれないが、とにかく悩んでいるプロフェッショナルの描写が多い。挑戦をしているから、パイオニアになるわけで、普通にできないことをやっているのだから、悩むのは当たり前かもしれない。失敗の数も少なくない。それでいて、最後は悩みながらも必ず決断をしてポジションを取っている。そして、ひとたびポジションをとったら、ぶれない。また、経営者や企画者のようにチームを率いる場合は、悩んでいながらも不安を周りに伝えない。言い切る覚悟を持つことで、物事が進んでいく。不安と自信はどちらも伝染していく。
  3. 面で攻めて、点を狙う:仕事には大きく分けて、新しい領域を開拓するものと再現性を極めるものの2種類がある。不確実性が高い仕事においては、ざっくりと断面を決めて、そこからじりじりと答えを絞り込んでいく。経済性のようにわかりやすい尺度がない時ほど、本人の意思決定に恃むところが大きい。絞り切った先にあるのが、理想とする目標点であり、いわゆる職人タイプの人は、この点をいかに研ぎ澄ませるか、そして再現し続けられるか精進している。
  4. つながりを見出し、一貫性をもたらす:クライアントやお客さん、同業者やチームに至るまで、一般的なレベルの想像力を超えて神経・思考を巡らせることで、想像力の限界を超える。細やかな神経と幅広い思考で、普通の人が見えないつながりを見出す。見えてきたつながりを理解して終わりではなく、自分なりに再定義して強固な一貫性を生み出していく。つながりはインスピレーションかもしれないが、一貫性は固有の価値になり、文化になり、資産になる。
  5. 最善を尽くす:言うは易く行うは難し。外的な評価ではなく、自分で期待値を設定しにいく姿勢がある。延々と悩むことはできないと分かっていながら、ぎりぎりまで粘る。「最善」の尺度は努力の量ではなく、結果によって定義される。

 

書き出してみると、どこかのビジネス書で読んだことのある感じが否めない。

まあ、そういうことですよね。言うは易く行うは難し。