気候変動スタートアップ日記

ケニアのスタートアップで企業参謀をしていましたが、気候変動スタートアップを創業するためスタンフォードにいます。米ブラウン大→三菱商事→ケニア。

181週目:「弱者のチーム戦略」の鬼門

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今週はブログが書けないのではないか、というくらい忙しい(日曜夜の現在も進行形)。

ただ、忙しいを理由にしないと年初に決めたので、少しくらい書いてみる。

今週えらく忙しいのは、先週、勇んで書いたこの記事が発端といえる。

 

tombear1991.hatenadiary.com

弱者のチーム戦略の趣旨は、プロジェクト計画を立てる際の工数のブレ幅を見越して、柔軟なチーム構成で定期的に進捗・優先順位を変え、冗長性を極力薄くしてリソースを最大限活用する、というもの。

だが、この戦略には弱みがある。同時多発的にトラブルが起きた場合に、冗長性がないためプロジェクトのいづれかを犠牲にしたり、チームに相当な負担がかかることだ。

今回の場合は、プロジェクトの締切が二か月早まる(5月末→3月末)という土壇場でのどんでん返しで、すっかりバランスを失ってしまった。 

色々な反省もあるのだけれど、プロジェクト2本程度なら冗長性を極薄でも何とかなるが、現状5本同時に走っているような状況だと、あっという間に状況が悪化するというのを体感した。

幸いにも無事に鎮火できそうだが、もっとアクセルを踏めるんじゃないかと半ば楽観視していた時だけに、教訓的な意味を感じている。

プロジェクトを複数走らせながら冗長性を薄くしたときに、ボトルネックになりやすいのは、実は自分だった、ということに考えが至っていなかった。

この一週間余りは火消に専念しつつ、今後のアプローチを調整したい。

あと、いい加減、アナリスト的なワークストリームを持つのをやめようと思う。

「マネージャーはマネジしろ!」というハロルド・ジェニーンの言葉を思い出した。