気候変動スタートアップ日記

ケニアのスタートアップで企業参謀をしていましたが、気候変動スタートアップを創業するためスタンフォードにいます。米ブラウン大→三菱商事→ケニア。

158週目:仕事の転換点

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色々と行き詰っていた一週間。

ベンチャーにおけるプロジェクトの性質は作っては手放し、作っては手放し、でありとりわけ戦略系の案件をプロジェクトベースで扱うと、日常のオペレーションという枠組みがほとんど存在しない中で、リソースを機動的に配分してプロジェクト間の調整をする必要がある。

7月のシリーズBを経て、いくつか走らせていたプロジェクトの前半戦が本格化して、個別案件にまとまった作業が見えてくるタイミングに差し掛かっている。

各案件でぎりぎりまで僕個人で進めて最終的なスコープを見定め、そこから今度はチームに落としていくプロセスの切り換え地点にいることもあって、個別案件だけで充分忙しい上に、チーム全体のリソース配分と採用まで見なければならず、ボールをあちこちで落としてしまう。

幸運なことに、業界の名プレーヤーを採用できそうなので、チームの設計については気持ちが安定してきた。

年内にそれぞれの案件で明確なマイルストーンが見えて、実行の体制が整うことが最重要であり、個別のタスクでじれったいものやさっさと片付けたい気持ちをぐっとこらえて、チーム全体のマネジメントに注力していきたい。

 

3週間ほど週末もぶっ通しで働いていたので、今週は燃え尽きないように休息をとる。

週末はKeppleという日本発のアフリカVCの山脇さんとランチをする。

商社の市場を俯瞰的に見つつも泥臭く足で情報を稼いでいく基本姿勢そのままの業界観が大変勉強になった。

去年までは資金調達そのものに追われていたのだけれど、これからは事業そのものの未来を考えるフェーズであり、どんどん色々な人と話をして見識を広めていきたい。

このブログでも、経営上の論点や感じたことなど、思考の整理として書き続けていく。

 

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同居人がネコを拾ってきた。生後数週間の子ネコで、キュン死している。