読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Zeitgeist

留学した後の話。

今日本からできること

昨日までの一週間連続投稿では、ちょうど僕がインターンとして勉強している内容を盛りだくさんで書いてきた。

数年来の僕のブログ読者であり、帰国しては語り合う友人から、「理論はいいから、今日本にいる自分でもできることはないの?」というお題をもらったので、今日は3つほど紹介したい。

 

日本のソーシャルファイナンス機関に参加する!

 Living in Peace

「全ての人にチャンスを」を訴え活動する、社会人プロフェッショナルたちが立ち上げたプロジェクト。

2007年の立ち上げ段階では、代表の慎泰俊氏を筆頭にメンバー全員が本業のある社会人だったという異色の社会事業。

現在は、国内では児童養護施設への支援(Chance Maker)と海外では途上国のマイクロファイナンス機関向けの支援を行っている。(Micro Finance)

 

週末には、興味のある人向けの朝活イベントもやっているようなので、気軽に参加してみるのもいいかもしれない。

また、このプロジェクトを指揮する慎泰俊氏は、数少ない日本語でのソーシャルファイナンス関連書籍の著者で、文筆家としても優れた著作を世に送り出している。

 

ARUN

2009年にJICA、世界銀行を経た功能聡子氏が立ち上げた、MFI。日本で集めた資金を、途上国の社会起業家に投資するプラットフォーム。

ワシントンDCで出会った日本人の中には、このプロジェクトに関わっているという人もちらほら。

日本では数少ない、というか僕の知る限り唯一のマイクロファイナンス実行機関。

 

 

文献を読んでみる

 基本文献として、アショカに入った時に紹介されたのは、この辺りの記事。

全部英語だけど、一本だけでも読んでみると面白いし、基本的には同じような話なので、一番良くまとまっているロックフェラー財団か、World Economic Forumあたりから始めるのをオススメする。

 

  1. From Ideas to Practice, Pilots to Strategy Practical Solutions and Actionable Insights on How to Do Impact Investing, December 2013, World Economic Forum
  2. A New Tool for Scaling Impact: How Social Impact Bonds Can Mobilize Private Capital to Advance Social Good, Rockefeller Foundation/Social Finance Inc
  3. Creating Shared Value, Michael Porter and Mark Kramer, January 2011, Harvard Business Review
  4. Impact Investing: Harnessing Capital Markets to Solve Problems at Scale, Antony Bugg-Levine (Rockefeller Foundation/John Goldstein (Imprint Capital Advisors), Community Development Investment Review

 

ウェブサイトをフォローする

 以前の記事で、インパクト・インベストメントを推進するロビー団体を紹介したように、世界中にソーシャルファイナンスの業界/研究団体が存在する。

こうした機関は定期的にリサーチレポートも発行しているので、もっと知りたい!という方はぜひチェックしてみてほしい。

※   ちなみに、面白い記事を見つけたら、文末のリファレンス欄を確認してみよう。そこには、文中の引用やインタビューした人物などの詳細が出ており、その中から気になった記事や、人、組織についてさらに調べていくと、さらに深堀りできる。

 

Global Impact Investing Network (GIIN)

その名の通り、インパクト・インベストメント機関のグローバルネットワーク。

より丁寧なインパクト・インベストメントの定義なども紹介されているので、とりあえず興味はあるけどまだ良くわからない、という方にオススメ。

世界中に散らばる参加投資機関の名簿や、リサーチ内容が掲載されている便利なサイト。

 

Social Finance UK / Social Finance US

こちらも、ソーシャル・ファイナンス(マイクロファイナンスやインパクト・インベストメント)を推進するグループ。

もともとイギリスの方が先発しており、こちらは既に政策化までこぎつけている。

こちらも資料が豊富で研究にはうってつけ。

  

Rockefeller Foundation

ロックフェラー家の膨大な資産の一部を、次世代の金融の発展に捧げる目的で、ソーシャルファイナンスを支援している。

国際機関や、アショカ等のNPOと共同発行しているレポートは非常に良くまとまっており、勉強になる。

  

Acumen Fund

社会事業への投資では、パイオニア的存在。ソーシャルファイナンスというよりは、Best Available Charitable Option(通称BACO)というフレームワークを開発したことで有名。慈善事業への投資に機会費用の考え方を持ち込んで、同じ額で最大の社会インパクトを創出する時代の流れのさきがけ。

 

Monitor Group

昨年デロイト傘下に加わった戦略コンサルティングファーム。

以前からソーシャルアントレプレナーやソーシャルファイナンスへの支援を行ってきており、支援先の団体とレポートを発行している。

金融というよりは、ビジネスの方に興味のある方にオススメ。