気候変動スタートアップ日記

ケニアのスタートアップで企業参謀をしていましたが、気候変動スタートアップを創業するためスタンフォードにいます。米ブラウン大→三菱商事→ケニア。

都内温泉巡り

あまり遠くに旅行せずにできるリフレッシュの手段はないかと探していたら、都内にもいくつか温泉があることに気がついたので、ご紹介。

早速目目黒からほど近くにある清水湯に行ってみると、夕食前の時間帯ということもあってか家族ずれで賑わっていた。あまり広い風呂ではないので、次回はファミリー層が多い時間は避けたほうがいいかもしれない。

 

清水湯@武蔵小山

目黒からほど近い武蔵小山の商店街に位置する天然温泉。綺麗目な銭湯のような感じ。

 

前野原温泉@板橋区

事業家の屋敷を温泉・レストラン施設に改築したらしい。昔の屋敷の庭園をそのまま使った趣ある構え(まだ行ったことはなくネットで写真を見ただけ)

 

ちなみに、東京はどこを掘っても温泉が出ると言われるだけあって、大手町のど真ん中でも温泉開発が行われている。

まだ開発中のものもあるようだけれど、すぐに行きたいという人は「星のや東京」へ。

 

座禅

いつ頃からか忘れてしまったが、留学中のあるタイミングから瞑想・座禅をするという習慣がついている。

最初は試験前に頭をすっきりさせたい時、その後は就職面接(特にコンサル)で知力の果し合いをする前、社会人になってからは心を落ち着けて業務に向かうメンタルコントロールのため、その時々の目的があって、その度ごとに瞑想・座禅をしている。

結局、答えは自分の中にある、ということに気づいたのは4年間の留学生活を終えた頃のことだった。

アチーブメントを追い求めるあまり自分と向き合う時間をないがしろにしがちないわゆる典型的なアイビーリーガーとして、いかに「エリートの罠」にはまることなく本質的な人生選択ができるのかは、今も大きな課題になっている。

 

What matters the most to you in life? And why?という有名なスタンフォードMBAのエッセイ課題があるが、この答えもまた我執や見栄をすてて、真摯に自分と向き合った先に見えてくるものになるのだろう。

 

この数ヶ月は特に座禅という行為や禅の思想についても興味が出てきており、鈴木大拙はじめとする文献もかじっているので、この辺りはまた今度書きたいと思う。

 

(今日は飲み会からのカラオケで、その後朝方前に帰って、それでもなおいい座禅が組めた記念に、毎日ブログの誓いも果たそうと思った次第)

MITのフィンテック講座

この8月ごろからいろいろな経緯があって、仕事がひと段落しているので、MITが開講しているフィンテック講座を受講することにした。

完全なオンライン授業で、毎週ごとにアサインメントの提出が求められ、ネット上で同じタイムゾーンにいるクラスメートとディスカッションもできる。

これだけ変化が早い業界で、大学の授業など時代遅れではないかと言われそうだが、日本のようなローカル地域で世界の先端技術に触れ続けるために、世界のトップ研究機関の視点や論点を参考にすることは十分意味があると思う。

そして、そうした知識はお金がないと得ることができない。

綺麗事ではなく、情報に対する投資はコンスタントに必要になる。

日本の対外投資の主要プレーヤーの中で事業開発を担当するものとして、案件のストックを増やし、少しでも意味のある勉強にしたい。

Investment Thesis

ファンドが投資家候補と面談するときに説明するときにもっとも重要になるものの一つに、Investment Thesisがある。

新しい投資商品を開発するとき、どんなアセットクラスに、どのような形で、どれくらいの期間投資し、いくらぐらい儲かるのかを、モデルなども使いながら細かく計算する。

そうした投資判断に求められる数字の検証を補うようして、投資の妙味をストーリー仕立てで説明し、俯瞰的に説明するのがInvestment Thesisだ。

例えば、アフリカのエネルギーであれば、GDPの倍のスピードで電力需要が高まっているから発電所に投資する、農地であれば新興国の経済発展で中流階級が急拡大した結果、食肉需要と飼料需要は高まっていくから穀物生産に投資する、といったように中高の世界史や地理で勉強したような大きなテーマが「なぜ今ここに投資するのか?」を説明する材料となる。

 

 

これまですごい!と思ったファンドマネジャー(実際に彼らは各業界で世界トップクラスのリターン成績を残している)に共通するのも、優れたプロフェッショナルと抜きん出たThesisの存在だ(この点本当に今の職場は恵まれている)。

シンプルで力強い世界観をもったファンドマネージャーからは「世界はこうなるべきだから、そのプロセスにプレーヤーとして参加し加速させる」という意思を感じる。

翻って、自分はどうなのか?

どんな世界を描き、そこに向けてどのようにプレーするのか、そこから自分が次に歩むべき先は見えてくるのではないかと思う。

 

---2018.04.01追記---

投資テーマは一般的な概念であるものの、各ファンドの投資戦略は投資家向けのピッチブックの外ではあまり公開されていない。

その点、日本の政府ファンド、産業革新機構のウェブページは大変参考になる。

www.incj.co.jp

公的機関として設立されたことから、目指す経済的リターンと非経済的リターンをどのような対象にどのようなアングルで投資することで実現するのか、その筋道が詳細に書かれている。

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ブログを書いてみる

自分が尊敬する先輩から、ブログを毎日書いてみてはどうか、と勧められたので、今日からよほど仕事が忙しくない限り、毎日ブログを書いてみたいと思う。

 

 自分は筆がとにかく遅い。考えや情報を頭の中で消化して、内在化するまでは、安心してものを書くことができない。だからこのブログも、時折思いついた時に原稿を書きためて、翌日まで寝かせて編集してからアップロードするというスタイルで書くことが多かった。 ブラウンにいた頃は一時期毎週記事を1本書いていたわけだけれども、その時は毎回がすっきりと整理されたという「安心感」がないことが苦痛で仕方なかった。 だからこそ、気軽に文章を書いたり、考えたりしていることを表現してみるのが良いのではないかと思う。  

 

毎日書くとなった時に、何を書くのか。専門の金融かもしれないし、読んでいる本なのかもしれないし、その時共感した事業の話かもしれない。スティーブ・ジョブスは、点はあとから振り返る時に初めて線で繋ぐことができる、と言ってセレンディピティーの大切さを説いているが、これから自分が書くものも、あとになって思いがけない発見をもたらしてくれるのではないか。そう希望を持って書き始めようと思う。