2016-09-30 死地 My title 死地をも掴む経験は得難いものだ。 我が身を大事に思えば思うほど、人は努力し、自らの生命を賭した一瞬から離れていく。 栄達を目指せば目指すほど、絶頂からの転落こそあれ、我が身を滅ぼしかねない挑戦から人は離れていく。 僕は未だ我が身の近くに死人を見ない。 死屍累々の分野に身を置けども、目の前で人の生死を見ない。 なんという怠惰だろうか。 未だ挑戦が足りないのだと、本物を目の当たり見て、自覚する。