気候変動スタートアップ日記

ケニアのスタートアップで企業参謀をしていましたが、気候変動スタートアップを創業するためスタンフォードにいます。米ブラウン大→三菱商事→ケニア。

222週目:新年第一週目

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年末年始、いつもなら一年の振り返りをして、新年の目標設定をする。

今年はまだ年末からいっぱいいっぱいになってしまっている。

仕事の面でも野心的に取り組んだし、コロナ禍で外部との接点が減る分フェローシップなど複数同時進行で参加した。

クリスマス後に仕事がひと段落つくと今度はコロナもあって後手後手になっていたプライベートが待っていて、文字通り息つく暇がなかった。

力を尽くすことで見えてくる世界があったのは間違いなく、新しい局面を迎えられそうだという感覚はある。

 

一方で、力を尽くすという文字通り、気力と体力を限界まで使い果たしてしまうこともある。

あっちこっちで火の手が上がる中で、火消しに奔走するカタルシスは、うまく使えば信じられない力を出させてくれる。

ただ、忘れてはならないのは、緊張感の糸がプツンと切れてしまうときのことだ。

燃え尽きて退場していく人を、学生時代から何人も見てきた。

彼らの問題は、燃え尽きるまでやり抜いてしまうことではなく、燃え尽きてからのリカバリー方法を確立していなかったことだと思う。

燃え尽きてしまうリスクを冒す者は、常にリカバリーの手段を持たなければならない。

閾を超えてしまったら、一歩一歩ステップを踏んで、立て直していく。

大丈夫、今まで何度も通ってきた道だ。

 

海外では一足先に仕事が始まる。思考はそれを先んじねばならず、準備を怠ればあっという間に取り残される。言い訳は許されない。自ら働きかけなければ、人生はあっというまに自分を置いて行ってしまう。

今この場で上げられる実績以上に、闘い続けられることはインパクトのドライバーであることを忘れてはならない。

焦りに背を向けて、まずは自分を立て直すところから始めたい。

InspirationやConvictionなしに、優れた仕事はできないのだから。