201週目:Acumen Fellowship第二回目セッション
チームの半分が夏休みに突入。
ただでさえもストレッチされたタイムラインでOKRが設定されているのを、COVIDによる移動制限や思いがけないトラブルを乗り越えて、2021年の前半を走りぬいたチームには頭が下がる。
休みに入っているメンバーの仕事の最低限のカバーをしつつ、積み残しの仕事を片付け、9月からフル稼働する前に考えておくべきプロジェクトの仕込みをする。
そんな中でもいくつも重要な進展や交渉事は進んでおり、この夏もゆっくりすることなく過ぎていきそうである。
一緒に仕事をしているメンバーとは、いつも以上にじっくり話が出来て、とても嬉しかった。
渡り鳥のようにドキュメントとコールを飛び回って効率を上げるのも大切だが、きちんと時間を取って丁寧に背景を共有し、論点を詰め、議論をすることでしか見えないものがある気がする。
顧みて財産になっていると思う仕事にそういう場合が多いので、n=1ながら、顔を見て仕事をする醍醐味を感じる。
普段、忙しくしている分、こういう時に何か良い経験やフィードバックを残せるようになりたい。
Acumen Fellowshipの第二回セッションもあり、あっという間に過ぎていった。
専門家集団で議論するスタンスだったボッシュ財団のフェローシップとは対極的に、異なるバックグラウンド・現場で汗を流しながら内省するAcumenのフェローシップは、精神的な負荷がかなり大きい。
日常の中で、非日常的な内省をするのは、難しいし、戦闘態勢を維持しながら心の鎧をとりましょう、というのはなかなか無理がある。
オンライン開催なので仕方ないが、やり切るしかないと割りきった。
去年のシリーズBが終わるか終わらないかのタイミングで、全力で3年走ったからには、きちんと内省して学びを体系化する機会を強制的に設けなければならない、と感じた。
ボッシュ財団のフェローシップでは気候変動の専門家と、Climate Financierとして議論し、アキュメンフェローとしては、Social Enterpriseの経営陣として議論する。
違った角度から強制的に自分の経験を振り返る場にしている。
体力的には週末と余暇が消えてなかなかしんどいが、激烈な経験をうまく新しいアイデアに換えられつつある気がする。
何より、事業を非線形的に伸ばすには、自分が変わらなければならない。