今週は、先週のドバイ滞在で溜まってしまった仕事の消化から始まった。
もともと休暇で行く予定が、交渉事など長期間外せない仕事が重なってしまって、ずるずると仕事していたのだが、それでもまとまった量の作業をする余裕はなかった。
昔なら、ちょっと寝不足になれば済む程度だったはずなのに、今の業務では仕事時間を半分にするとチームとの議論やキャッチアップと外部コールに参加するだけで、時間がなくなってしまう。
会話は前に進むが僕のToDoだけが積み上がってしまう、という状況からスタートして4日かけて宿題を片付ける。
そんな中でもチームは着々と成長しているし、仕事は前進している。
ドバイにいた時にも感じたのだが、ひょっとすると僕はもはや作業を巻き取る必要がないのではないかと思い始めた。
手が動かせることはスタートアップにおいて何より重要だと常日頃から感じているのだけれど(手が動かせない中途半端な経営幹部というのは不健全)、緊急時や必要な時に手が動けばよいわけで、自分の気持ちのためだけに手触り感を持とうとしてはいないだろうか、自問している。
メンバーと同等か20-40%増の効率で同一の作業をするより、日々ハンズオンしているメンバーが考えることのできない領域を見つめ、長期・中期・短期の優先順位を明確にしたり、Out of Boxで必要な行動を考えたりする、本来の仕事の質をもっと高められるのではないか、と考える。
なんだかんだ手触りある作業は安心感があるのだが、次のフェーズに向けて虚心坦懐に見直したい。