気候変動スタートアップ日記

ケニアのスタートアップで企業参謀をしていましたが、気候変動スタートアップを創業するためスタンフォードにいます。米ブラウン大→三菱商事→ケニア。

186週目:ドバイ

My title

先週の土曜日から1週間あまりドバイに滞在していた。

去年の秋口に一時帰国して以来のケニア国外で、仕事も入っていたとはいえ、良い気分転換になる。
ラマダンとコロナのダブルパンチで街はひっそりとしていた。
お目当てにしていた歴史博物館も修繕中、日中から夜まで予定が詰まっていることもあり、観光らしい観光はせず、予定の合間に散策するくらいだった。

 

一番印象に残ったのが、中心街を散歩した時のこと。

数百メートル先の施設に移動するのにタクシーを使うのは気が引けたので、猛暑期でもないと歩いてみることにした。

これが、大失敗。

歩き出しこそ快調だったが、ひとたび日陰を出るとひどく暑い。しかも、日本のように蒸し暑くないので、汗をかいている実感なく水分を奪われていく不思議な感覚。

ビルとビルの間も、日本やアメリカよりもさらに広いので、すぐそこに見えた施設がやたらと遠い。

途中で後悔しても時すでに遅し。タクシーは主要道路上では停車できないので、歩いて戻るか、歩いて目的地までたどり着くかの2択。

そして極めつけは、歩行者を前提としない街づくり。ビルとビルの連絡通路はないし、そもそも地上階の入り口が少ないかわかりにくい場所にある。

車線数の多い道路を超えるのも一苦労、ビルに入るにももう一苦労。

スタバに駆け込んでアイスラテを飲まなかったら干物になるところだった。

笑い話はさておき、新興開発地区のお金のかかった感じと旧市街の対比など、足で踏んで肌で感じて考える経験が貴重だった。