178週目:Truth behind Udon
この一か月ほど、週末も仕事やらフェローシップやら追われ続けていたので、今週末は思い切って休みを取った。
複数同時進行で進めていた案件も無事に見えてきて、安心することはできないまでも、金曜日に疲れ果ててベッドに倒れ込んで、月曜までに難しい課題を解かないといけない(Or成果物を仕上げなければならない)とかはなくなって、意図的に気持ちを引き離す。
土曜日は朝一にマッサージを入れ、感覚がなくなりつつある肩・首を整え、買い出しをして、同世代の日本人のメンバーでワインテイスティングに参加、夜はうどんをナイロビのエキスパットの知人にふるまうという、それなりに忙しい日程を組んだ。
ワインテイスティングそのものの参加は実は初めてだったので、まさかケニアで経験するとは思いもよらず興味津々。
昼間っから飲むなんてめったにしないので、チーズをつまみに白2種、ロゼ1種、赤2種と十分に楽しむ。
言葉遊び好きとしては、毎回テイスティングの後に品評を求められるのが特に面白く、食事の一部としてではないワインの魅力に触れた気がする。
前職のワイン好きの上司は、若手時代にパリ駐在になった際に、毎日一本新しいワインを買って、産地・品種・ビンテージと所感をメモして覚えたといっていたけれど、やってみようかと思い始めた(時代も身分も違うので毎日は飲めません笑)。
Vivinoとかを試していた時期もあったのだが、振り返る機会がほぼないので、あまり体系だった知識になっていない。
Udon(今回作ったのはあくまでも日本食に餓えた海外在住者のお手製レシピなので、日本が誇る美食のうどんとは区別すべくこう書かせてもらう)をつくろうと思い立ったのは金曜日の夜のこと。
以前にも一度トライしたのだけれど、打ち粉が足らずに麺がくっついて、巨大な餅状態になるという悲劇に見舞われて以来、リベンジの機会をうかがっていた。
料理好きで、なんでも自分でできてしまうスーパーサイヤ人な日本人の友人に相談したところ、知り合いも呼んでてんぷらUdonにしようということで意見が一致する。
ここは彼のすごいところなんだけれど、知り合いが知り合いを呼び、コロナの制限内ではあるが、結構な人数が集まってきて、慌てて量を増やす。
Udonの面白さは、粉をこねくり回したり、伸ばしたりというアクティビティでもあるので、うまく多国籍チームで回してもらいつつ、スープを作り、てんぷら(たまねぎと人参のかき揚げ、きのこ、エビ)を別ラインで回していく。
結果は大成功で、とりわけ、うどん未経験のメンバーが切ったほうとうサイズの麺を見た友人が機転を利かせて、てんぷら用のえびの頭をスープのダシにしたのがファインプレーだった。
来た人も満足、僕自身も慌ただしいながら楽しい時間だった。
余談だけれど、うどんの生地作りは性格が出るし、手際よくやると「さすが日本人!」となるので(前夜からYouTubeで色々研究済み)、Konmari風に「日本ではうどん作りに人生への姿勢が顕れると認識されており、うどんは人格的な修養の一部」とか適当なことを言って周りを感心させるのもExpat外交的にはアリなのではないか。
明日からもお仕事頑張りたい!
大好評のエビスープ。意図せずして生まれた太麺(笑)との相性が抜群であった。
かき揚げを先に作って、しょうがタレで食べてもらいつつ、うどんをゆでるオペレーションはなかなか秀逸。またやりたい。
丸々1時間割りばしでうどんをゆでて筋肉痛になる。。。