ケニアスタートアップ日記

ケニアのスタートアップで企業参謀。米ブラウン大→三菱商事→ケニア。

173週目:

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もう2か月くらい働いている気分なんだけれど、まさかの新年3週目でしかない。

三菱商事の後輩もとてもよく仕事をしてくれて、猛烈にタスクを巻き取られており、余剰キャパシティをガンガン再投資した結果、なかなか仕事量がしびれる感じである。

好奇心と根性を備えたチームメンバーを率いるからには、インスピレーションとエネルギーを常にチャージしておかねばならない。

ただ人一倍仕事をするだけでは、Moral Leadershipはとれても、本当の意味でチーム全員に分け与えられるべき成功を収めることはできない。

そう言い聞かせて反省する毎日が続く。

 

このところ、企画のレビューや計画立案のお手伝いが多かったのだが、しばらくぶりに自前の企画仕事を作ることができた。

正直時間がないのだけれど、だらだらやってもしょうがないので、月曜日からは猪突猛進でいくつもり。

 

週末はフェローシップ関連の作業を重点的にこなしつつ、新興国M&Aをしている知人とキャリアについて話をしたり、ナイロビのExpatの集まりに行ったり、Mutual Friendsが数十人いるなぜ今まであわなかったのかわからないメンバーでご飯に行ったりした。
Kilifiに赴任してからというもの、休日は誰とも会わないのがラグジュアリーという生活に慣れきってしまい、人付き合いが減っていたので、こうした機会をちゃんと持っていきたい。狭い世界だからこそ、ちゃんと参加しなければいけない。

 

あとは、芥川賞を若干21歳の著者が受賞して話題になった(らしい)「推し、燃ゆ」を読んだ。

著者の感性の若々しさよりも、鮮烈で直感的な感情描写が抜群であった。才気があふれていて、ぶっ飛んでいる。

なんだこれは!という感じの作品で、正直ジェネレーションギャップに文化人類学的な興味があった自分の期待をはるかに上回る作品だった。

日常の退屈さを、痛みとして切実に描きつつ、生き続ける痛みと向き合うためのアイドル(推し)の存在を多面的に分析している。

生易しく、考えさせられた、とか言えない感じ。「パラサイト」とか、「Joker」とか、「万引き家族」とか社会批評を含む話題作、衝撃作は極力見ているんだけれど、どれとも違う。

弱肉強食のグローバル社会で消耗戦をしている自分からすればSF以上に非日常的な世界観だった。

もうちょっと考えて書評を書いてみたい。