170週目:仕事はじめ
いよいよ年が明けて仕事が始まる。
正月は毎年日本で家族と過ごしてきたので、今回は初めてのひとり正月。
大みそかから三箇日にかけて、集中して考え事をしたり、今年の計画を整理できた。
ケニアでの仕事も4年目のなかばとなる今年。
慣れ合いになりそうなものだが、この数日間仕事の優先順位などを考えていると、あっという間に緊張で体がしびれてくる。
「仕事にのまれない」と自分にいいきかせて、パソコンとノートに向かう。
資金調達にかぎらず、仕事は結果がすべて。
毎年期待値を超える仕事をしては、さらにハードな目標を設定する。
ぎりぎりを超えるゴールを設定して、粘り続ける。
ケニアに来た時の、新鮮で生々しい渇望を忘れず、Comfort Zoneの外に向かってフルスイングしていく。
自分は狙いすまして計画を進めていく弓道タイプなのだが、今年はサッカーのようにパスを前に出しながら、走りながら、臨機応変にやらないと目標の達成は難しい状況に自分を追い込んでみることにした。
新年の高揚感に力をもらって、今年も仕事にむきあっていきたい。
威勢のいいことを書いている今も、すでに胃がキリキリと痛んでくる。
知り合いから、
「この道より 我を生かす道なし この道を歩く」
という武者小路実篤の言葉を教わって、さっそくPCのモニターの横に張り出して自分を励ます。
今年はもっとふてぶてしくありたい。死力を尽くしてなお、泰然自若としているしぶとさが欲しい。