ケニアスタートアップ日記

ケニアのスタートアップで企業参謀。米ブラウン大→三菱商事→ケニア。

129-130週目:Covid 19 Crisis

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ケニアに帰国してからあっという間にコロナが世界を席巻し、株式市場は歴史的大暴落を迎えた。

財務責任者としての自分の仕事は、危機への対応が半分、そして危機への準備がもう半分なので、これまで積み上げてきた仕組を発動させながら、同時に事業への影響に合わせた対策を講じていく。

今回の経済危機がコロナショックと呼ばれることは予想外だったにせよ、マーケットの修正局面はおととしぐらいから盛んに予見されていたことで、財務基盤が確立されていないスタートアップだけに、祈りながら色々と準備をしていた。

 

Covid-19の直接的な影響といえば、

  • オペレーションへの行動制限(集会の禁止、移動制限など)
  • 財務的影響(新規投資停止、ポートフォリオ縮小、など)
  • ロックダウンなどの不確定性
  • 従業員の安全確保(エキスパットの帰国など)
  • 政治不安

くらいのもので、これまで幾度となく政治経済的ショックに触れてきた投資家は、先行き不安を感じながらも、比較的冷静に対処している印象。

とはいえ、これまで積み上げてきた関係性がなければ、投資家サイドが一斉に守りに入っている今日のような状況下では、ほとんど何も動かないだろうなとも思う。

インナーサークルに入るタイミングが大切で、投資家側も投資される側もパイプラインを積み上げてきたか否かが、今のように不確実性が高い中で意思決定をする上で決定的な違いを生むと実感している。

 

ブログに書ける範囲で、起きたハプニングといえば、某投資家の現地DDが中止になったこと。

ギリギリまで間に合うか間に合わないか議論している間に、1週間かけて現場をめぐり、経営陣と面談するために準備していたDDツアーが渡航制限で不可能になった。

そこであきらめたら、インハウスで投資プロフェッショナルのチームを作った意味がないので、オンライン会議ツールを駆使してマネジメントプレゼンテーションと質疑応答を、ビデオ録画を使って現地訪問を決行。時間としては予定の1週間の倍の2週間かかったものの、結果は上々。

終わってしまえばいい思い出なのだろうけれど、心配で寝られない2週間だった。

僕自身もヨーロッパから戻ったばかりということで、ホテルの部屋に自主隔離していて、投資家はWFH、会社側もリモートという相当カオスなプレゼンだった笑


そんなこんなで、あっという間に一か月が過ぎてしまった。

おそらく歴史に残るであろう全世界的危機の中にいる実感もあり、毎日ニュースを読んではその日のことを記録するようにしている。仕事のしやすさや安全なども考慮して、自分はケニアに留まることにした。

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荷物を取りに戻ったナイロビーマリンディ便。これで飛んだのがすごい。

 

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カフェは早々に封鎖され、デリバリーのみに。