気候変動スタートアップ日記

ケニアのスタートアップで企業参謀をしていましたが、気候変動スタートアップを創業するためスタンフォードにいます。米ブラウン大→三菱商事→ケニア。

125週目:

My title
先週の越境DDツアーでたまりにたまった仕事を淡々とかたずける。
Good NewsとBad Surpriseがかなりの強度で両方来ており、若干燃え尽きた。
金曜日は激務に連日耐えながら、新しいチャレンジを毎日のように戦っているチームとのディナー。
土曜日はなんとか半日休みをとって、走り込みと読書。残り半日は、今後のCEOとの時間軸の打ち合わせ。
時々刻々と状況が変化する中で、毎月のように状況を棚卸して、最善策を考え抜く。
スタートアップだからこそ、常に弱者であり、Underdogでありながら、いかに状況をコントロールできるか。
商社でもCreating something out of thin airについては、色々な伝説(笑)を見聞きしていたものの、いざ当事者となると考え方が違ってくるし、一期一会という言葉の重みに日々戦々恐々としている。
出来るだけのことを後悔なくやり続ける以外にできることはないと割り切る胆力が大切だと思う。
 
仕事の気分転換に弓道について調べていたら、「正射正中」の名人芸として、的を見ずして的中させる演武がYouTubeに上がっていた。
曰く、正しい姿勢、正しい動作、正しい心持ちで弓を引けば、的への意識なしでも的中できるとのこと。
的を求める気持ちの焦りが、的を逃すというのは、耳の痛い話で、玲瓏の境地をいつになったら実践できるのだろうかと嘆息してしまった。
今は初めての挑戦の連続に全力をぶつけることしかできないけれど、そうした試練の先に静かな境地があってほしいと思う。