Komaza 67週目:仕事始め
ケニアに到着して本格的な仕事始め。
年末年始から準備してきた作業がキックオフされていく。
去年の一大反省点として、自信のなさゆえにポジションを取りきれず、最終的に案件が炎上したり、二度手間になったりしたので、今年は思い切って拙速を恐れず意見をバシバシ出していこうとしている。
今のところ結果は上々で、学習者として謙虚であることと、マネジメントとして意思決定から逃げないことは全く別物であるとの認識を新たにした。
心身ともに充足させることが結果的に1年通じて困難に折れない判断力に繋がると実感した去年の教訓をもとに、きちんと睡眠を確保し、運動と瞑想をして、ペースを作っていきたい。
冬休みに相談に乗っていただいた先輩方やメンターの方々からの言葉に勇気をもらい、「顔に鉄板を貼って」(商社の大先輩のアドバイス)挑戦をしていく。
作業という意味では、大学時代のインターン以来のバリューチェーンのコスト分析をやりことになり、コンサルのケース面接を思い出しながら、仕事をする。
知力と体力の限界が来ない限り、「できない」という答えは少なくとも分析という作業においてはあり得ない。
手元にデータがなければ、データを取りに行く、それも難しければ類推可能なレファレンスをとる、そうした粘り強さと真実に向かって突き進む意志力がなければいけないと思う。
問いを明確に定義し、そこへ至るフレームを固め、そこに向けてデータを集め仮説を磨いていく作業は、数年ぶりなのになんだか楽しい。
とはいえ、分析をするだけが仕事ではないので、飛び道具も含めてしっかりコーポレートファイナンスのプロとしての仕事をしたい。
準備は本業の財務だけに限らない。
金曜日は全社に向けてコーポレートファイナンス部門のプロジェクト紹介をプレゼンした。
こういう作業ははっきり言って時間を食うし、面倒なのだけれど、同僚に仕事を理解してもらい必要な時に協力してもらったり、逆に大切な案件に絡ませてもらえることは部門としてとても大切だと考えているので、辛いとかきついとかめんどくさいとかを棚に上げて積極的にやることにしている。
専門性が高く、オペレーションから離れがちなファイナンスこそ、全社からの理解と信頼が重要になる。