Komaza Fellowship 11週目:試用期間から真剣勝負へ
ケニア生活も2ヶ月半が経ち、ようやく日常生活は一通りの「想定外」やハプニングを経験できている。
日曜日にインド出張から帰国して、月曜日は投資家とみっちり次年度の事業計画について議論し、火曜日(独立記念日で祝日)と水曜日はアディス・アベバからやってきたドナーとの面談。
木曜日と金曜日は、ドナー面談で出てきた論点を潰すべくひたすらアプリケーションと予算組み。
開発の世界の独特な言い回しや考え方(ときに経済観念を無視しているというか、大々的に矛盾する笑)に翻弄されながらも、マッキンゼーから派遣されている優秀なドナーの担当者に救われながら、何とか形になった。
こういう官僚的な文書作成をするときに、ビジネスと組織特有のロジックと両方を理解してくれるパートナーがいてくれるのは本当にありがたい。
今週のハイライトは何と言っても中間レビュー。
もともと、このKomaza Fellowshipは、会社とフェローそれぞれにとっての「お試し期間」だったわけだけれど、数ヶ月後に失効する雇用ビザ更新の関係でレビュー(成績評価とオファー)を2ヶ月目の終了時点ですることになっている。
自分の場合は、上司がCEOなので、何を言われるか内心ドギマギしながら、準備をしていた。
個人のパッション、中長期的なキャリア観、会社内での仕事について話をする流れで、無事に希望していたポジションでオファーをもらうことができた(何が評価されたのかについては前回記事参照)。
オファーレター自体は先にもらっていたので、あとは条件交渉や実質的に「特命担当」となっている今の立ち位置を今後どうしていくのか、キャリアステップとして社内でどのようなポジションを期待するのか、といった話が議題になる。
大企業とは違い、偉くなること自体にそこまで意味はないので、会社の向かうべき方向にどうやったら自分が一番貢献できるのかを考えてプレゼンし、筋の良い役割は何なのかという観点から交渉したのが功を奏したのかもしれない。
いよいよ、スタート地点に立てたということで、来年から100%の仕事ができるよう年末は余念無く準備をしたい。
【余談】
木曜日は忘年会的なイベントが開催され、食事をしたりケーキを食べたり、出し物をしたり大騒ぎだった。
みんなの大好物のチキン・ビリヤニに並ぶスタッフたち
こんな丸太の形の特注ケーキも用意されていた。バウムクーヘンみたいで結構美味しい
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