混在するアイデンティティ
今日は会社の仕事として日本のマイクロファイナンスの第一人者の方にお会いする機会があって、ホクホクしていたのだが、ふと思いついた質問が収奪型資本主義ではないかとの指摘を受けて、少なからず衝撃を受けている。
昨日の記事に引き続き、今日も社会事業をキャリアとするときに考えねばならないパズルについてずっと考えている。
自分が「これが未来だ!」と信じている世界観の中に、思わぬ固定観念が潜んでいる。
別にそれ自体は必ずしも悪いことではないんだが、高度に練り上げられたストーリーを携えて事業をやってみて、結局は表層的な固定観念で自分がそれをやっていたと気づくことほど空しいことはない。
週末に踏み込んで考えてみないといけないなと思う。
アメリカの大学で学んだこと、世界を動かすNPOや、戦略コンサル、留学という行為、そうした過去の経験のみならず、自分のアイデンティティそのものも今の僕のストーリーを支配している。
もともとは自分がストーリーの作者であったはずなのに、ストーリーが自分の作者担ってしまっているのではないか。
そう考えると夜も眠れない。