20150302
あっという間に3月がやってきた。
今月の28日には、卒論の第一締め切りが迫る。
いよいよ時間との戦いになっているのを感じる。
あとは、確実に編集作業をしていきながら、残りのケースを片付けることに精力を注ぐ。
先週末、僕にしては珍しく予定通りにチャプターが出来上がったので、頭も体もへろへろになっているけど、ひたすら手を動かすことだけは続けていかねばならない。
ひとつの章で100以上のサイテーションは特に大切だと思う。手を抜かずに、あと少し、あと少しという気持ちを持って仕上げに臨みたい。
今ここに来て、これまで他人事として批評してきた歴史書や論文がいかに苦心の末に生まれたものか、創意工夫にあふれたものだったかをしみじみと感じる。
一文一文に判断があり、それを下す研究者の覚悟がにじむ、そんな論文に近づけられたらと願う。
やや燃え尽き気味になっていた今日は、来年の卒論執筆希望者へのガイダンスに駆り出された。
険しくもやりがいに満ちたこの道を選ぶ人が出てくるのが楽しみで、彼らに情熱を伝えようと必死になるうちにこちらが勇気付けられた。
You are no longer a consumer of knowledge, but a producer of knowledge.
という気概にあふれるアドバイザーの言葉を、気づかないうちに後輩に伝える自分がいた。
今こそ、問はん。
So what, who care, and why?