気候変動スタートアップ日記

ケニアのスタートアップで企業参謀をしていましたが、気候変動スタートアップを創業するためスタンフォードにいます。米ブラウン大→三菱商事→ケニア。

ミッションとビジョンとインターン

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これまで2週間半仕事をしていて、思うことがあったので、ありのままに書いてみようと思う。NPOでも社会起業でもいい、組織とミッションについての話だ。

 

アショカのホームページには、この組織の存在する目的がこのように記されている。

Vision:

To advance an Everyone a Changemaker world, where anyone can apply the skills of changemaking to solve complex social problems.

Mission:

To support social entrepreneurs who are leading and collaborating with changemakers, in a team of teams model that addresses the fluidity of a rapidly evolving society.  Ashoka believes that anyone can learn and apply the critical skills of empathy, team work, leadership and changemaking to be successful in the modern world.

 

実はこのミッションもビジョンも、30年前に創設者のビル・ドレイトンがアショカを作った時から何度も書き換えられた。

考えても見れば、ソーシャルアントレプレナーという言葉を作ったのがアショカという時代に、心ある社会起業家をサポートすることを目的とした団体が、いま世界70カ国3000人のフェローに加えて、高校、大学なども含めた包括的なプログラムを提供していること自体、並大抵のことではない。

そして、創設者は今でも、これまでもほとんど全てのフェロー選出に関わっている。

数にして数千回のインタビュー。そこから得られた知見は、アショカというアイデアを大切にし、同時にそれを実行する社会起業家を支える組織を、一歩進化させた。

それが、Everyone a Changemakerという考え方。

もはや社会起業はごく一部の勇気ある人々のものではない。

世界中の情熱ある誰もができる。あるいは、少なくとも誰もがそうなる可能性を与えられた自由なのだ。

 

この世界観を、僕はあと6週間で1ミリでも前進させなければならない。

わかりそうで、わからない。掴めそうだと思った時には、もう手元からすり抜けている。もどかしい。