気候変動スタートアップ日記

ケニアのスタートアップで企業参謀をしていましたが、気候変動スタートアップを創業するためスタンフォードにいます。米ブラウン大→三菱商事→ケニア。

Komaza 49週目:メンターとの再会

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ドタバタしている間に、あっという間に1週間が過ぎてしまう。
先週末は、またしても投資家訪問で電撃ナイロビ出張。
目的は、90年代から韓国、インド、スリランカ、アフリカと新興国PE投資をして来た業界の大先輩に3年ぶりに再会すること。
70代(?)に突入した今でもニューヨークからいまだに東アフリカやインドにバリバリ出張をこなしているらしく、「ニューヨークで会うよりナイロビで会おう!」となった。
彼と最後に会ったのは大学の卒業式の直前。
アショカでインターンを通じてメンターになってくれていた彼に、インパクト投資をキャリアにするためにPEの世界に飛び込むと伝えた時だった。
 
世界トップクラスのマイクロファイナンス機関のボードも務めるザ・金融マンの彼なので、ファイナンスの勉強をすることは当然応援してもらえるものと思っていたら、「なんでもできる今みたいな時期こそ東京やニューヨークの高層ビルで仕事をしないで、現場に入っていって欲しい」とぼやかれたのを今でも覚えている。
「投資=ファイナンス」というイメージしかなく、テクニカルな勉強が重要だと思っていた当時の自分にはイマイチしっくりこなかったのだけれど、総合商社の中から投資判断とエクゼキューションの狭間にある絶壁をみるうち、「当たり前」が通用しない新興国市場でエクゼキューションの経験を積む意味がわかるようになった。
 
自分は言われたことを反芻して理解するタイプなので、これはという人からのアドバイスは定期的に見返しながら、咀嚼しようとする。
今回のKomazaへの転職も、実はこの言葉がきっかけになっていたりする(その後、試行錯誤しながら、最終的なアクションまで約2年かかったことになる)。
 
そんなわけで、Komazaでの仕事は喜んでもらえて、今回も貴重なアドバイスをもらうことができた。
なんだかんだ週末も仕事になってしまったけれど、人生と仕事は切り離せない時期だと思うので、試行錯誤を楽しんでいきたい。