Zeitgeist

ケニアのスタートアップで企業参謀。留学した後の話。

スタートアップ転職の向き不向き

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ここ数週間は週末のほとんどを中長期のキャリアについて考えることに時間を使っている。

大企業のように社内制度が整っておらず、プロフェッショナルファームのようにトレーニングや学習のステップが定式化されていないので、自分でいかに勘所を掴んで、集中的に学習できるかが、成長(方向性とスピードの両方)を決めてしまうからだ。

 

スタートアップに行くと、「泳ぐか溺れるか」という環境で成長が加速するという人がいるけど、それは一面的でしかなくて、溺れかけながら泳げるようになった「成長後」の人の能力開発は本人に委ねられることがほとんどではないかと思う。

スタートアップで働いている人にすれば、「(任された仕事で)溺れる→なんとかする力を身につけガムシャラに成長する→???」という感じだろう。

 

大企業のように組織化された人事制度があるところだと、社員の成長を安定的に継続させる仕組みとして評価と昇進が用意されている(「(任された仕事で)溺れる→なんとかする力を身につけ成長する→一段階上のポジションに昇進」)。

社員側から見ても、今のポジションの1つか2つ上のジョブ・ディスクリプションを読んで、それに合わせて行動を変えてみたりすることで、成長を続けることができ、外資コンサルのように「Up or Out」の環境であれば、周りから見て次のレベルだと判断されれば昇進させられてしまう。

 

一方、アーリーステージのスタートアップは毎日の仕事どころか会社の業態でさえも変わってしまうような世界なので、業務内容が変わるので役割期待を定式化して人事制度を組むのが難しい。

組織図だって半期・年単位でどんどん変わっていく。

「任された仕事」を回せるようになってしまえば、次の役割やレベルを決めるのは本人次第ということになる。

これが意味するのは、

①任された仕事をやり続けても次のステップが見えてくるとは限らない

②上司に成長目標を聞いても答えが出るとは限らない

③そもそも仕事を作ってポジションを作るというスタンスが求められる(&資金の追加調達で外部から優秀な人が入って来れば代替されてしまう)

という人事制度が固まっていない組織特有の不確実さだ(だからアービトラージがあるともいえる)。

 

「スタートアップへの転職に成功する人・失敗する人」みたいな記事で論じられる向き不向きというのも、こういう不確実さを逆手にとって自分でキャリアを作っていくことができるかどうか、という点に収束しているような気がする。

印象論で書いてしまいましたが、コメント・批判大歓迎です!

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