Zeitgeist

留学した後の話。

インターン初日@アショカ

いよいよ今週の月曜日から、世界最大の社会起業ネットワーク、アショカでの2ヶ月におよぶインターンが幕を開けた。

 

土曜日にニューヨークからアメリカ入りし、日曜日にワシントンDCへ移動。

もちろん、気になっていた日本代表の初戦は、iPhoneとパソコンで飛行場からずっとフォローしてました笑

スーツケース2個に詰まった荷物を簡単に整理して、翌日からの仕事に備える。

 

インターン初日は去年のインターンでも着ていたスーツに、ネクタイまで締めた完全武装。

自由な文化に定評があるNPOで、こんな恰好をしているのは自分くらいだろうと思ったら、大当たり。

もう一人のインターンは投資銀行出身のMBA生で、同じくばっちりキメていて、出勤初日っぽさ丸出しなのに気付くやいなや、二人で大笑いしてしまった。(だって、インターンは正装でくるって事前に言ってたじゃん)

 

まずはお決まりの同僚と上司への挨拶。笑顔でやさしく歓迎されるも、どうしてもまだぎこちない対応になってしまう。

トップMBAを出た社会事業のスペシャリストが、どんな期待値をもってどんな仕事を振ってくるのか、内心ビビりながら会議室へ。

 

 

驚いたのは、基本的にインターンは自由放任ということ。

アショカが新しく注目している分野の簡単な調査以外は、ほぼ好きにして良いと言い渡された。

 

具体的には、

①成功パターンと、アショカがフェローとして認定した社会起業家の活動がマッチしているかを調べる

②現在SFSが取り組んでいる調査に関連して、何かしらのアウトプットを2ヶ月以内に完成させる

③市場原理を使った社会事業をとりまく環境の変化をマッピングする

の3つが主な仕事とのことだった。

 

それなりに大変そうに見えて、正直①以外はタスクらしいタスクはなく、②と③も適当に流してしまえばそれまでの次元の要求しかされなかった。

肩すかしを食らった。

 

もちろん、今回のインターンに給料は出ないし、宿泊費や生活費、まして交通費さえも完全な自腹だ。

そんな来てくれるだけでもありがたい、タダ働き要員のインターンはしばしば「お客様」として扱われるというのは聞いていた。

まことしやかに、無給のインターンがフルタイムより仕事をするのを嫌がる人がいるという噂さえ、耳にしたことがある。

だから、今回のインターンは自分の中でもテーマを見つけて、「自分のために」なるようにするのを薦めるのも、理解できた。

でも、僕はそんなお遊びのためにアショカに来たのではない。

 

30年前に「ソーシャルアントレプレナー」すなわち社会起業という言葉を生み出し、世界の流れを変えたビル・ドレイトン率いるアショカで、一番新しい部門に参画する。

そこで何が議論されているのかを学ぶのはもちろん、ここで残したインパクトは、ひょっとするとそのまま世界規模のムーブメントになるかもしれない、そういう可能性を秘めている。

夏の予定もほぼ決まりきっていた5月のおわりに、いきなりアショカからオファーが出たとき、僕は即断した。この修羅場で、自分を試したいと。

 

なかば落胆し、なかば当惑しながらも、まずは山のようにある参考文献を一ずつ片付けていく。