Zeitgeist

ケニアのスタートアップで企業参謀。留学した後の話。

Komaza 32週目: 起業家に寄り添うプロフェッショナルとは

仕事が延々に終わらない中で書いているので、今週は少し短めです。 スタートアップで、特に林業や農業のように時間がかかり、自然条件にも左右される事業を見ていると、あまりに課題やリスクが多くて、圧倒されそうになることがある。 ファイナンス自体は、…

Komaza 31週目:オーダー机の完成度に感動した話

イマイチだった体調を挽回した週になった。 先週・先々週と意識の高いブログを書いていたものの、新年からずっと走りっぱなしで複数案件並走の状況が続いていたのと、きちんと気分転換が出来ていなかったのとの両方で、考えているのに答えが出ない、仕事にキ…

考えることをやめる

考えることを僕がやめたら、何が起こるのだろう。 感受性を最大まで高めて、ありとあらゆる兆候を感じ取ろうとしてピリピリしながら勉強や仕事に向き合ってきた。 同時に、自分のいる場所や役割を理詰めで考え、戦略的に正しい判断を突き詰めながら、自分な…

Komaza 30週目:金融機能をスタートアップに

今週は、久しぶりに淡々とした一週間。 先週からジョインしてくれた、ケニア人の同僚の力もあって、徐々に落ち着いて仕事ができるようになってきた。 今まではほぼ自分だけで仕事を丸抱えして、その場の判断で優先順位をつけて、泥沼にはまりながら作業をし…

スタートアップ転職の向き不向き

ここ数週間は週末のほとんどを中長期のキャリアについて考えることに時間を使っている。 大企業のように社内制度が整っておらず、プロフェッショナルファームのようにトレーニングや学習のステップが定式化されていないので、自分でいかに勘所を掴んで、集中…

Komaza 29週目:ケニア人エリート金融マンが入社

今週のハイライトは何と言っても、コーポレートファイナンス・チームに新しいメンバーが入ってきてくれたこと。 ナイロビの大手金融機関からケープタウンに留学していた、バリバリのケニア人プロフェッショナルで、インパクト投資の世界に興味を持って、入社…

Komaza 28週目:グラント・ファイナンスについて

毎日新しい発見があるソーシャル・エンタープライズでのファイナンスの仕事。 最近、公共性の高い大規模なグラントを調達したので、その時の経験について書いてみたい。 ファンド関係のドキュメンテーションや子会社管理は前職で馴染みがあったものの、ドナ…

Komaza 27週目:新チーム結成

今月で入社半年になるタイミングで、ついに自分のチームを作ることになった。 最初はシニア・フェローというお試し的な入社で、もともとの契約期間の半分以下でマネージャーになって3ヶ月、積み上げてきた実績を評価してもらえたのも嬉しいけれど、なにより…

Komaza 26週目:吉川英治「三国志」を読む

このところ、人生に悩んでいる。 ケニアに来て半年が経ち、仕事も充実して、順風満帆なのだけれど、むしろそれが恐ろしい。 うまくいっているということは、挑戦が不足しているということでもあるし、目の前の仕事に没入する姿勢は、忙しさの上では勤勉でも…

Komaza 25週目:なぜ日本人が途上国で貧困削減に取り組まなければならないのか?  

ちょうど、Komazaに入社して半年になるので、そもそもどうしてケニアのソーシャル・エンタープライズなのか、という問い(考えてみれば、ちゃんと書いていなかった)について、振り返りもかねて書いてみたい。 ソーシャルセクターに対する僕の考え方は、8年…

Komaza 24週目:

このところ就活やキャリアの記事ばかり書いていて、振り返り記事の投稿が遅くなってしまい、反省中。 就活記事は反響もあって、なおかつ普段話していることでもあるので、一度全て棚卸しをしてみたいという意図があった。 加えて、自分では常に上を目指して…

やりたいことのある新社会人へ:3年で会社を辞める ために、入社前にできること

日本では桜が咲いて、卒業シーズン真っ只中、ということで、4月から新社会人になる方向けの投稿です。 新社会人に会社を辞める方法論を贈るのはどうなのかと言われそうですが、日経新聞などでも3年で退職する若手が増えていることが取り上げられる昨今、新…

Komaza 23週目:

今週は、初めてのボード・ミーティング(取締役会)。 毎四半期、会議自体は開かれているが、普段は電話開催になるところ、今回は年に一度の現地開催ということで、ヨーロッパやナイロビから非常勤取締役の投資家がやってきた。 ファンドレイズのピッチや森…

Komaza 22週目:進路相談への3つのアプローチ

今週はスライドをひたすら書いていただけで、面白いことがないのでキャリアのネタを。 ここ数年、採用活動や後輩の就活相談などで大学生・社会人数年目くらいの人とスカイプをする機会が定期的にある。 「日本の中高→アメリカの大学→日本の総合商社→ケニアの…

パブリック・スピーキングで注意すべき3つのこと  (質疑応答編)

プレゼン能力は金融でもビジネスでも、絶対的に求められる能力なので、先週のフランクフルトでのプレゼンを振り返りながら、大きく3つのカテゴリーで注意点を確認したい。 読者の方にも多少なりとも参考になれば幸いだ。 各国国際機関と大手ドナーと大手金…

Komaza 21週目:

今週の振り返り。 月曜日から火曜日までは、キリキリ舞いで仕事をする。 なんでこんなに忙しいのかわからないくらい、慌ただしい。 いくつか仕込んでいた案件が同時に動いてしまい作業をこなすだけで、あっというまに時間が過ぎていた。 なおかつ水曜日から…

Komaza 20週目:

今週はなかなかシビアな一週間。 長期で取り組んでいたプロジェクトでどんでん返しが起こったり、相手に投げていたタスクが思いがけない形で返ってきたり、新しく進行中の森林ファンドプロジェクトのキックオフがあったり、と前向きなことも後ろ向きなことも…

Komaza 19週目:

フラフラになりながら乗り越えた先週に続き、今週はナイロビ出張。 JICAが主催するABEイニシアチブ修了生の発表会や、投資家との面談、以前から興味を持っていたAmoebaXの河野さんのオフィス訪問など、目白押しの日程となった。 ケニアの田舎町で仕事するメ…

斉須政雄「調理場という戦場」

久しぶりの読書ネタは、三田にある高級フレンチレストラン、コート・ドールの斉須政雄シェフの修行時代を描いた一冊。 もともとはライフネット生命の岩瀬さんが講演でおすすめしていたのがきっかけで手にとった本で、歴史上の人物の伝記や自叙伝を含め数百冊…

Komaza 18週目:

今週はレッドアイでフランクフルトから帰国して、そのまま仕事始めというキツめの一週間。 投資家対応もしながら、事業計画書も作りながら、全社員向けのプロジェクト説明資料も用意するというハードな一週間。 ドイツで買い込んだコーヒーを大量に注入しな…

Komaza 17週目:フランクフルト出張とマクロ環境

先週のブログでも書いた通り、今週のハイライトは何と言ってもフランクフルト出張だった。 詳細はまだ非公開なので、具体名はここでは出すことはできないが、グローバルのメジャーな開発銀行や財団、投資銀行などが席を連ねる気候変動関係のアイデアコンテス…

Komaza 16週目:

今週は先週に引き続き、会社の事業紹介のスライドを仕上げていく。 今の会社はエクイティ・ベースの資金調達を始めてから約2年が経っているので、その間の業績や事業拡大に向けた進捗状況を取りまとめる必要がある。 ベンチャーなので、すでに整理されたデ…

人生初の途上国生活3ヶ月目で見えてきた3つのこと

この前、日本にいる友人とスカイプをしていたら、「初途上国生活で何か心境の変化はあった?」と聞かれたのだけど、改めて考えてみると当初の「何が起こるかわからないからとりあえず全方位警戒」というフェーズは早くも抜け出しているような気がする。 せっ…

マサイマラに行ってきた(写真付き)

ケニアといえば、マサイ・マラ国立公園。 せっかくケニアに住んでいるので、クリスマス前後の4連休に、マサイ・マラ国立公園に旅行してきた。 もともと大自然が好きとか、動物を見ているだけで幸せ、といったタイプでは全くなかったのだけれど、今までの旅…

Komaza 15週目:スタートアップ参謀の宿命

今週はケニアに戻って仕事をする第1週目。 書き出しから話題がそれるのだけれど、予想外に寒い。 ケニアは赤道直下とはいえ一応南半球(南緯3度)なので、今は夏。 特に海岸部にあるキリフィは例年35度近くまで気温が上がる真夏日が続くはずなのに、今週…

Komaza 14週目:今年の仕事始め

新年が明けて2週間目、そろそろ仕事がモードに切り替わってきた方も多い頃でしょうか。 このお正月は、直前にラッキーなことに格安チケットが手に入り、つかの間の一時帰国をしてきました。 本当ならお世話になっている方々全員にきちんと挨拶回りをしたい…

2018年「準備の年」から「証明の年」へ

「準備の年」 2017年は、「準備の1年」になりました。 三菱商事ではアセットマネジメント全般という広い世界から、バイアウトの部署に移り、退職まで短時間ながらファンドの投資委員会にも出席しながらファンドだけではない企業の運営について学べたことは…

Komaza Fellowship 10週目:世界最大級のインパクト投資カンファレンスSankalp Forumに行ってきた

12月7-8日にインドのムンバイで開催されたインパクト投資カンファレンスSankalp Global Summit(サンカルプ・グローバル・サミット)に参加してきた。 少し時間が経ってしまったのだけれど、世界有数の会議であり、投資する側、される側の両方の人たちが一堂…

Komaza Fellowship 12週目:年末のナイロビ

あっという間に年度末なので一週間の振り返り。 ケニアは国民の9割近くがキリスト教徒ということもあり、クリスマス前から休暇シーズンに突入する。 ということで、会社は21日水曜日で営業を終了して、来年の4日までクローズになる。 今週は年度末定例の…

Komaza Fellowship 11週目:試用期間から真剣勝負へ

ケニア生活も2ヶ月半が経ち、ようやく日常生活は一通りの「想定外」やハプニングを経験できている。 日曜日にインド出張から帰国して、月曜日は投資家とみっちり次年度の事業計画について議論し、火曜日(独立記念日で祝日)と水曜日はアディス・アベバから…